2016年04月9日

言いたかった事を言うと涙があふれる。

こんにちは。
椎原崇です。
 

実は僕って人生で3回ほど
ガチで死にかけたことがあって
 

そのうち一回目は
生まれてすぐのことだったみたい。

 

生後3ヶ月で、しかも大晦日に病院にかつぎこまれて
手術をすることになり、

かなーーりヤバイ状況だったのだが、
色々な偶然が重なりうまくいった。

 

「もし助かったとしても後遺症がのこる」 

 

と言われていたのだが
本当にありがたいことに何事もなく過ごせている。

 

 

マジで感謝ですよね。

 

 

僕はもちろん、
この手術の時の記憶はないし

親からもなんとなくは聞いていたんだけど、

なにぶん生後すぐのことだったので
よーわからんです。

 

「そうなんや~」

 

くらいでかるーーく流していたの。

 

「なんか大変だったんだろうな~」くらいの感じで。

 

まあ、お腹に手術の跡はあるが、
それ以外に僕の人生に影響を
与えてはいないと思っていた。

 

 

でもね、僕が気がつかないうちに
かなり影響を与えていたようだ。

 

 

それはどういうことかというと、

 

僕は小さい頃から漠然と

 

 

「自分は他人に迷惑をかけてしまうお荷物なんだ」

 

 

という気持ちがあった。

 

 

そして、

 

 

「僕がいることで周りのみんなが迷惑するんじゃないか?」

 

 

そのように考える「クセ」があった。

 

 

もちろん当時は全く気がつかなかったのだが

 

随分と大人になって友人から指摘されて
はじめてその「クセ」に気がついた。

 

「あ~!確かにそういうところあるわ~」
って思ったのだが、

 

 

「そもそもなんでこのように考えるのだろう?」

 

と考えてだしたときに

 

ふっっと

 

 

 

「大変だった」

 

 

 

と話している両親の言葉を思い出した。

 

 

 

 

「僕がいたから両親が大変な思いをしたんだ」

 

 

 

と、ずーっと昔から感じている
自分に気がついたんですよ。

 

 

そして、

 

 

 

 

「お父さん、お母さんにあやまりたい」

 

 

 

 

と感じている自分にも気がついた。

 

 

 

いやいやいやいや、でもさぁ~、

親にあやまるっていってもね~~~(汗)

小っ恥ずかしくてさ~

ハードル高いな~

とか思いませんか?(苦笑)

 

 

ちなみに僕はめちゃくちゃ思いました。

 

 

なんとかそれだけは避けようとしたのですが

「やる!」と決めたら結構やっちゃう
タイプの人間なので、

 

「いったれー!!!」

みたいな感じで勇気をだして両親に言ってみた。

 

 

 

 

「僕が生後すぐに手術したりして心配したよね。」

 

 

 

「大変だったよね迷惑かけちゃってごめんね」

 

 

って。

 

 

 

 

すると不思議なもので
ズッごい涙がでてきた。

 

 

今まで言いたかったことがやっと言えたという感じ。

 

自分では気がつかなたっかけど
「ずっと謝りたかったんだ」って改めて気がついた。

 

 

 

そして、さらに勇気を出して聞いてみたんだ。

 

 

 

「僕が生まれて迷惑だったかな?」

 

 

 

って。

 

 

 

 

親は笑って

「迷惑なんて思わないよ。ただ助けようと必死だった。」

 

 

「あの時本当に色々とあったけど、
そのおかげで今は、子供が元気でさえいてくれたら
もう何もいらないって心から思える」

 

って、笑って言っていた。

 

 

 

僕は、自分が親の前で泣くんなんて思っていなかったのに
涙が止まらなくなった。

 

 

反則なくらい優しい笑顔だったのを覚えている。

 

たしかに、ウチの親は僕の人生に対して
ほとんど口出ししない。

 

好きにやったらいいよ、

 

とか、元気でやっているんならいいや。

 

みたいな感じで、

基本的に僕がやることに反対しないんですよ。
(まあ反対されてもやるんだけど 笑)

 

 

そういう性格だと思っていたのだが、
そんな経験したらそうなるわな~
と変に納得した。

 

そして、そんな両親をみて「親ってすげーなー!」って思った。

その当時っていまの僕より年下だからな~。

 

 

僕はある程度自由なライフスタイルで
生活させていただいているのだが

それって、この親の影響がすごく大きいのかも。
(自分の実力だと幸せな勘違いをしていた時期もあるが。。。)

 

 

たぶん、スッゲー真面目な親だったら
進学して、どっかに就職したりしていると思うから。

 

僕は絶対そっちの才能はないからな~(汗)

 

ってことは、
僕の才能を発揮するのに最適な親に育てられたわけだから

「人生ってうまくできているな~」感じるのです。

 

 

そして、最後に
「迷惑かけてごめんね」って親に直接言ったことで
少し変化がありました。

 

 

まあ、人に迷惑かけるってことは変わらないんだけど
それが「悪いこと」だとは思わなくなった。

 

今思えば、この変化はとても
大きな変化だったのかもしれない。

 

 

自分が無意識のうちに
どれだけ制限された人生を生きていたのか
がよくわかったからね。

 

 

このあたりから大きく人生が変化していったような気がするな~。

 

 

 

椎原崇